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うつ病
うつ病について
うつ病は単に気持ちの持ちようで起こるものではありません。
うつ病は誰でもちょっとしたきっかけでかかる、ありふれた病気です。
日常的なストレスからくる悲しみや不安、むなしさといった憂鬱な気分や不安や無気力は誰もが経験するものです。
うつ病とはこうしたこころの状態が、長期間改善されず、日常生活に支障をきたしてしまう状態をいいます。
ストレスなどにより脳内の神経伝達物質である、セロトニンやノルアドレナリンの働きが弱くなることによって起こると考えられています。
うつ病の発病要因
■ 身体的なダメージに対する不安(病気やけがなど)
■ 喪失感(子どもの結婚や独立・更年期・失業・退職など)
■ 別離による悲しみ(家族や友人、ペットの死や離別・失恋など)
■ 環境の変化(結婚・出産・転校・就職・受験・転勤・昇進・引っ越しなど)
うつ病の症状
身体的症状
- 睡眠状態の変化
なかなか寝付けない、熟睡感がない、早朝に覚醒する - 食欲減退、味覚の異常
- 性欲減退
- 生理不順
- その他
体がだるい、疲れやすい、無力感、疼痛、頭痛、頭重感
便秘、息切れ、胸がどきどきする
精神的症状
- 気分や感情の変化
気分の落ち込み、悲哀感 - 思考の変化
考えがまとまらない、集中できない、判断力、決断力が鈍る
絶望感、劣等感 - 意欲、行動の変化
行動量の低下、気力の減退、表情・身振りの減少、生気に乏しい - その他
不安、焦燥感、いらいら
うつ病は早期治療が大切です
症状の程度やあらわれ方、進行は人それぞれです。
そのため、ついそのまま放っておいたり、単なる「疲れ」「風邪の症状」と思い見過ごしてしまうこともあります。
うつ病も早期発見、早期治療が大切です。
何か変化が見られたときは、医師に相談してみましょう。
また、案外本人は気づかず、まわりの家族などがその症状に気づくのもこの病気の特徴といえるかもしれません。
その様なときは、家族の方から十分な休息を勧めるとともに、受診に付き添ってあげてください。